たやいログ

カメラ・グルメ・仕事観などについて書く雑記です。

【逃げ恥】TVCMに変化が求められていると感じた話

相当久しぶりにブログを書きます。その理由はまた別のところで。

 

題名の通り、超久しぶりに日本のTVドラマをちゃんと観ました。

ダンスで世間を大きく賑わせた星野源&ガッキー主演の「逃げるは恥だが役に立つ」です。

 

www.tbs.co.jp

 

作品自体の感想は、本筋と外れるのでさっくりと。

Twitter等で色々な方が書いているように心を抉られるものが大きかったです。ガッキーとイチャコラできない人生を歩んでしまった自分を呪いました。勿論、それ以外の結婚感とかライフプランの固定観念への警鐘(契約結婚・未婚のアラフィフ・ゲイ)もPCっぽくて現代的なドラマだと思いましたが、そこについて書けるほど賢くないので割愛です。

 

と本題に戻りますと、私の仕事は広告代理店のWeb広告プランナーなんですけれども、このドラマを観て1つ気付きがありました。

 

それは、「スポンサーの商品の使い方が非常に上手い」ということ。

 

ドラマを思い返すと、ヤマキの白だし・クックパッドポカリスエット・アポロ・ゆりちゃんの乗ってた車(覚えて無くてごめんなさい)など様々なスポンサー提供の商品が出てきており、全て違和感なく溶け込んでおりました。

 

昔からドラマの中でスポンサーの商品を小物的に使うことはありましたが、ここまで露骨にかつ自然に使うドラマは観たことがなかったなと感じました。

クックパッドとかかなり上手い出し方だったと思います。

 

その理由について幾つか考えてみましたが、やはり一番の理由は視聴者のライフスタイルの変化が制作者側の課題になってきたのかなと感じました。

 

「逃げ恥」を視聴する方法は大きく分けると以下の4つが挙げられます。

 

1.リアルタイム視聴

制作者が最も喜ぶ視聴方法ですね。

TVCMもしっかり観て欲しいものです。

 

2.録画視聴

レコーダーやPCで録画して後から視聴する方法。

市場に流通している殆どのレコーダーにはCMカット機能が付いているので制作者からすると辛いものがあります。

 

3.TVer・TBSアプリ

民放連とTBSが提供している見逃し用のアプリです。

放送後1週間以内であれば無料で番組が観られます。

オリジナルのCMはカットされており、15分に1回くらい動画広告が流れます。

ドラマのスポンサーと異なる企業のものなので、恐らくユーザーデータ等からパーソナライズドされたものが表示されています。

 

4.違法視聴

制作者にとって一番嫌な方法です。

個人が動画共有サービス等に違法アップロードした動画を視聴するものです。

私の知る限りだとCMはカットされています。

 

上記の方法があるわけですが、今回のスポンサー商品の活用は、特に後半3・4の視聴方法が増えてきたことに対する制作者なりの計らい・対策なのではないかなと思っています。

 

特に、4の是非については色々な見解がありますが、プラットフォーマー側の対策も徐々に進んでいます。最近だとYouTubeがContents IDという機能を提供しておりまして、オリジナルのコンテンツファイルを提出すると違法にアップロードされている動画を自動で検知してくれるというものなどがあります。

 

そして、その違法コンテンツをどうするかについては、二つの方法が選べます。

 

①動画削除&垢BAN

⇒実に一般的な方法です。

②収益化

⇒こちらが新しい方法です。違法アップロードされた動画でも自分のコンテンツであることを証明すれば、その動画の視聴によって入ってくる広告収益はオリジナルのコンテンツホルダーのものになるわけです。

 

YouTubeに枠付きや音を弄った動画が上がっているのは上記を回避するためですね。

 

事実、「逃げ恥」についても沢山の動画がYouTubeにアップロードされており、かなりの視聴数がついていました。正直、地上波・録画・TVerだけではここまでの流行にならなかったのではないかなと思います。

 

なので、「逃げ恥」は当初から違法視聴されることを念頭に置いて作られたドラマだったのではないか、そもそもCMという間に挟む方法はもう古いのではないかというのがこのエントリの趣旨です。

 

TVのCMはGRP(述べ視聴率)を元に買い付けを行っているわけですが、そのやり方を変えるべきときが近づいてきているのかも知れません。勿論、スポンサーの商品によっては番組内に入れ込みにくいものもあるので、ケース・バイ・ケースですが。

 

また、テレビ番組をPRする1つの手段として、制作者が敢えて違法アップロードしているケースもあるのではないかなと思いました。(完全に憶測です。) 

 

テレビのネット視聴(通信と放送の融合)は学生の頃から強く関心があるテーマでして、当初はプラットフォーマー側がどうするかということばかり考えていましたが、TVerが出てきて一歩進んだ今では作り手の工夫も求められているなと思います。

 

勿論、スポンサーの商品をどう認知させていくかは、我々のお仕事でもあるのでこれからもじっくりと考えていきたいと思います。

 

一先ず、「逃げ恥」制作陣・TBSの方々いい物をありがとうございました…!

 

恋 (通常盤)

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