たやいログ

仕事・カメラ・グルメについて自由気ままに書く雑記です。

アメリカ西海岸旅行記 Pt.3 サンフランシスコ3日目

 

tayai.hatenablog.com

 

サンフランシスコ旅行、3日目です。

 

1,朝食〜準備

朝8時くらいに起きて、ユースホステルのフリー朝食を食べました。

以前のブログにも書いた通りユースホステルの朝食はどこも大体同じような感じで、ここも基本はパンとフルーツでした。唯一違ったのは、パンケーキ焼き放題というところのみ。この日は面倒だったのでパンケーキは焼きませんでした。

シナモン入りのトーストが美味しかった気がします。写真はありません。

 

朝食を食べた後は、部屋に戻って荷物の準備をしてロビーで待機です。

この日は前日に申し込んだホステルのトレイルツアーに行くのです。

 

まだかなーと思いながらネットサーフィンをしていると、わらわらと外国人が7人くらい集まってきました。勿論日本人は自分だけ。アジア人も自分だけ。

2,トレイルツアー

というわけでトレイリングの開始です。

バスでスタート地点まで行ったんですが、スタート地点までなかなか打ち解けられずホステルの人と適当に話していました。20分ほどバスに揺られてスタート地点に到着しました。

 

スタート地点はサンフランシスコの海沿いの最西端の地点です。

使われなくなった貯水プールみたいのがあって、ホステルの人が色々と説明してくれましたが早口でよくわかりませんでした。

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ここから割と本格的なトレイルコースの開始です。

黙々と歩いていると、一緒に来ていたイギリス人の活発系カメラ女子が話しかけてくれて日本のことやらイギリスのことやらを色々話しました。今日のサンフランシスコは霧がすごいけど、ロンドンとどっちがすごい?と質問したらロンドンの方がすごい。というか酷いという回答を頂きました。

 

あとは、ロシア人のパンク系ファッション女子とも話して、いつか日本に行きたい!と日本への思いを語ってくれました。ロシア人でしたが英語はペラペラで、あまり話せない自分が情けなくなりました。

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右を歩いているのがイギリス人の子。アンって名前だった気がします。

 

その後、結構キツい崖の道をひたすら歩いて、とても眺めの良いスポットに辿り着きました。ゴールデン・ゲートブリッジが一望できるナイススポットです。ガイドブックにも書いていない穴場スポットですね。体力のある方は挑戦してみてください。

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※写真が微妙なのはご愛嬌…。

 

この後はさらに30分ほどかけてトレイルコースの終着地点まで歩きました。

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そして、さらにここからゴールデン・ゲートブリッジまで歩きます。

歩道があまりない道が続く中、皆でGoogle Mapを見て道を調べつつのウォーキングです。ホステルの人は今回が初めての担当だったらしくソーリーと言っておりました。

今後、毎週10kmくらいトレイリングすることになるらしく辛いとのことでした。頑張れ。

 

そんなこんなで30分ほど歩いてゴールデン・ゲートブリッジに到着です。

前日に1人で渡りきったので恐る恐る、「これ渡るの?」と聞いたら「まさか、渡らないわよ!」と即答されたので安心しました。

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一般的な観光客は右サイドからしかゴールデン・ゲートブリッジを見ないと思いますが、左サイドから見るゴールデン・ゲートブリッジはまた違った魅力がありました。オススメです。

3,チャイナタウンへ

というわけで、ここでツアーは解散です。ゴールデン・ゲートブリッジを観光していく人もいれば、ダウンタウンに戻る人もいました。

完全ノープランの旅だったので、私はとりあえずダウンタウン方面に戻ることに。

ダウンタウン方面のバスに乗り、昼食をどうしようか悩んだ結果チャーハンが食べたくなったのでチャイナタウンへ向かうことにしました。

 

ホステルに戻るメンバーがPowell Stで降りる中、1人その先のMontgomery Stまでバスに乗り、そこから徒歩でチャイナタウンを目指します。

 

Google Mapを見ながら歩いているといきなり街の雰囲気が中華な感じに。

 

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中国は行ったことがないですが、台湾はまさにこんな感じの町並みだったのでワープしたのかと思いました。

 

ずらずらと中華料理屋が並ぶ中で行ったのは、日本語のブログやトリップアドバイザーでも評判の良かったこちら。

www.tripadvisor.jp

 

少しお昼時を過ぎた14時くらいに入店したので比較的空いていました。

入ると中国人のウェイターがジャスミンティーを持ってきてくれました。とても美味しかったです。

 

そして、お目当てのチャーハンを注文です。幾つかある中で選んだのはポーク炒飯。

細切りの豚肉が沢山入ったチャーハンでした。(写真はありません…。)

 

8ドルくらいで大盛りの炒飯が食べられて大満足でした。3日目でアメリカ料理に飽きてきていたのでちょうどいい感じでした。

ちなみにジャスミンティーは別途料金取られるのかと思っていたら、まさかのサービスでした。有難い。あとお会計のレシートと一緒にフォーチュンクッキーを貰いました。

中華系のお店ってあまり接客が良くない印象がありますが、接客もコスパも良いお店で満足です。

4,再びフィッシャーマンズワーフへ

その後、何を思ったか前日に行ってガッカリしたフィッシャーマンズワーフに再び行きました。単にチャイナタウンから近かったからというだけなのですが。

どこに行くかが全く決まっていなかったので、海辺のベンチで地球の歩き方を広げて思案した結果、ヒッピーの聖地ヘイトアシュベリー地区に行くことに。

 

こんな所とはもうおさらばや!と思いフィッシャーマンズワーフを後にしダウンタウン行きのバスに乗り込みます。

5,ヘイトアシュベリーへ

ヘイトアシュベリーは、サンフランシスコの中心地Powell Stの周辺から南西に行った所にあります。確かPowellの次の駅で降りて歩いた気がしますね。

ヘイトアシュベリーは、元々ヒッピーの人達が住んでいたんですが、近年のシリコンバレーのスタートアップ台頭によって新興住宅街化しているらしいです。

ヒッピーの人達は勿論それをあまり良く思っていないそうで、若干治安が良くないとのこと。

 

実際歩いてみると、街が少し汚くなってきたなあという印象はありました。

※外国の治安の善し悪しは、ゴミの数を見れば大体わかります。

 

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街を歩いているとヒッピーの人達が描いた社会風刺的なストリートアートが散見されます。あまり見つけられませんでしたが、アーティスティックなものが多く面白かったです。さらに歩き続けるとこの地区では有名らしい?公園のブエナ・ビスタ・パークに到着しました。

 

中に入ってみるとヒッピー風の人達が大音量でグレイトフル・デッドを流しながらマリファナを吸ったり酒を飲んだりしていてなかなかに異国感のある光景でした。

その一方で子供たちが元気に遊んでいたりと、光と闇?が共存している環境なんだな…。という印象を受けました。

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※芝生でごろごろしているのがヒッピーです。

6,カストロ地区

その後、更に歩いてヒッピーの聖地からゲイの聖地、「カストロ地区」へ。

街の端の方から入ったんですが、歩いているとゲイ向けの下着やら大人のおもちゃやらが堂々と売られている店が増えてきました。

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※街の随所にLGBTのシンボル、レインボーフラッグが見受けられる。

ゲイではないですが、ゲイの人達が作る音楽や芸術作品は好きなのでふらっと土産屋に入ってみると、いかにもゲイっぽい店員に「ハロー♡」と話しかけられました。ちょっと怖かったので、ぐるっと見て退散。大したものはありませんでしたね。

 

個人的な意見になりますが、アメリカのLGBTの人達への寛容さは素晴らしいなと思いました。日本だと、LGBTであることをオープンにしている人達はお水系のお店でしか働けない印象が強いですが、アメリカには普通のお店でゲイの人達が働いていました。後は工事現場の作業員にもオネエの人がいたり。

差別無く自分らしく生きられるというのは当たり前ではありつつもなかなか出来ないことなので流石自由の国だなと思いましたね。

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有名なカストロ劇場。この時はSF映画のイベントがやっていたようです。

7,ツイン・ピークス

一通りカストロ地区を見た後、サンフランシスコが誇る夜景スポットであるツイン・ピークスに行くことにしました。ブログ等で調べるとツイン・ピークスには車で行くのがオススメと書いてあることが多いのですが、どうやらバスでも行けるようです。そしてそのバスはカストロ地区の前から出ているとのこと。

 

というわけで、10分ほど待ってバスに乗り込みます。

どこで降りればいいのかわからなかったので、Google Mapを見ながらそれっぽい所で降りた所間違っていたようで一気に途方に暮れました。

しかし、それでも諦めないのがサムライスピリットということで、Google Mapを頼りに歩きます。すると、ツイン・ピークスへの近道のような細い道がGoogle Mapに書いてあるのを見つけました。

 

ラッキー!と思いその道に入ってみると、まさかのトレイルコース…。

朝もトレイルをして足がパンパンの中でトレイルアゲインです。25歳にして泣くかと思いました。ですが、覚悟を決めて登って登って登ります。

20分くらいで着くやろと思っていたら20分かけてやっと半分といった所で写真を一枚。

 

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右下に見えるのが歩いてきた道です。草にまみれながら歩いてきたわけです。

前にも後ろにも誰もおりませんでした。

 

哀しみに暮れながら更に歩き続けて、やっとこツイン・ピークスに到着です。

登って行くと何かの撮影をやっていたようで、どこかで見たことのある黒人俳優みたいのがいました。そんな中崖道から一人の疲労困憊で死にそうなジャパニーズが現れたので若干驚かれました。

 

疲れながらも周りを見渡すと、それは素晴らしい景色で苦労して登ってきて良かったなと。

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こんな感じでサンフランシスコの街が一望できます。

着いたのが夕暮れ時だったので、とりあえずツイン・ピークスに2つとも登ることにしました。ツイン・ピークスは英語で二つの丘という意味です。

女性の胸のような感じに二つの丘が並んでいます。

 

どちらも最高の眺めで甲乙つけがたい感じでした。そしてカップルが多くて男一人旅の辛さが増しました。あと韓国人の団体がはしゃいでいてちょっとうるさかったな…。

 

両方登った後は、夜景を撮るために日の入りを待ちます。

その間に撮った写真がこちら。青と赤のコントラストがとても綺麗で何枚も撮ってしましました。

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そして、ついに日が沈みきって夜景撮影開始です。

三脚を持っていかなかったので、柵にカメラを固定して長時間露光で撮りました。

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真ん中に通っているのがサンフランシスコで一番大きい通りのROOT 101です。

東京の夜景も美しいですが、サンフランシスコの夜景はまた違う魅力がありました。

 

こちらでも何枚も写真を撮って気付けばあたりが真っ暗に。そして寒くなってきたので帰ることにしました。流石に明かりも無いトレイルコースを歩くわけにはいかないので、帰りは車道の端を歩いて下まで降りました。行きの10倍くらいは楽だったと思います。

 

そして、降りてバス停に行くものの、次のバスの時間がわからずカストロ地区まで30分くらい歩いて帰るかと思っていた矢先、行きに乗ってきた方面のバスが…!

サンフランシスコのバスは、山手線のようにひたすら同じルートを回っていることを知っていたので速攻飛び乗りました。バスに乗って少しすると Next is Twin Peaksというアナウンスが流れ、どうやらここで降りるのが正解だったようです。

これから行く方は参考にしてください。

 

こうして、バスでカストロ地区まで戻り、そこから電車に乗ってPowell Stに無事到着しました。この日の晩ごはんは、ホステルの近くのメキシコ料理屋で買ったブリトーと近くの酒場で買ったビールをホステルのキッチンで食べました。

ブリトーは肉・豆・野菜が沢山入ってとてもヘルシーかつボリューミーでしたね。

 

恒例のiPhoneのヘルスメーターを確認すると、この日の総歩行距離は22kmと前日に続きなかなかハードな観光となりました。2日連続歩きまくって疲れたので、シャワーも浴びず死ぬように寝ました。

 

4日目に続きます…!