アメリカ西海岸旅行記 Pt.2 サンフランシスコ2日目
1日目に引き続き、2日目です。
1,朝食〜旅の下準備
2日目は、起きてホステルで無料の朝食を食べました。
外国のユースホステルはどこに行っても似通っている気がします。
パン数枚とオレンジを食べ、ジュースとコーヒーを飲んで朝食は完了です。
カルフォルニア州だからなのかやたらオレンジが美味しかった印象でした。
この日泊まったホステルは予約をミスって穴埋めで泊まったので、一泊してすぐにチェックアウトです。バックパックに荷物を詰めなおし10時くらいにサンフランシスコの街へ。
昨晩は暗くて何もわからなかったユニオンスクエアも、明るい時はこの通りです。
カフェでゆっくりしている人や楽器を演奏している人なんかもいて、良い場所でした。
この日は、まずHISに行くことにしました。
当初の予定通りに旅行をすると丸一日暇になってしまうことに気付いたのでヨセミテ国立公園のツアーを申し込むためです。
Powell Stから5分ほどあるいたFlood Buildingという古めかしいオフィスビルの中にあるHISへ。海外のHISはベトナムのホーチミンでも行ったことがあるのですが、そこはガラス張りの日本と同じような感じだったのに対して、こちらは雑居ビルの一室みたいな場所だったので驚きました。
そこでヨセミテ国立公園のツアー申し込みをしました。土曜日の7時半発のツアーです。(この日は水曜日でした。)お値段は2万4千円くらいだったかな…?
現地の英語のツアーと比較すると2,3割高めなんですが、長時間のツアーなので日本人の方が安心かなと思いこちらにしました。
その後、市内の交通機関の乗り放題券を買いにPowell Stへ。
駅から出てすぐの所に観光案内所があり、そこで買えます。
案内の人に乗り放題券が買いたいんだけどー。と言ったらあっちのカウンターだよ。と言われ向かった先には日本人風の方がいました。
日系人で日本語は喋れないパターンかと思い、英語で話しかけたら日本語で乗り放題券ですね?と返され恥ずかしい思いをしました。ここで、3日間の乗り放題券を購入。BART以外の市内バス・鉄道・ケーブルカーに乗り放題で21ドルくらいです。
また、今日泊まる宿のチェックインが14時からだったのでそれまで時間が潰せる場所が無いか聞いたところ、泊まる宿は荷物を預かってくれるから先に行くといいですよとアドバイスを頂きました。
というわけで、先にホステルに向かい荷物を預けました。
この日から4泊したのは、USAホステルという宿です。
2,フィッシャーマンズワーフ、ロンバートストリートへ
こちらはチェーンのホステルで、昨日のホステルと比較するとかなりちゃんとした宿ですね。荷物の預かりと同時に宿代の支払いも済ませて、カメラの入ったバッグだけを持ち街に繰り出しました。目指すは定番観光スポットの1つ、フィッシャーマンズワーフです。
再びユニオンスクエアに戻り、ウエスティンホテル前のケーブルカー乗り場からケーブルカーに乗りました。
ケーブルカーは縦横に一本ずつ走っていて、乗ったのは縦に走っているPowell Stからフィッシャーマンズワーフ付近を繋いでる線です。ケーブルカーはやはり観光客に人気のようで最初にきたのには満員で乗れませんでした。仕方なくもう一本待ちやっと乗り込みます。二本目も割と混んでいたので立ってつり革に捕まりましたが、サンフランシスコは坂の街なのでかなりキツかったです。お年寄りや子供には厳しいと思います。
10分くらいケーブルカーに乗るとフィッシャーマンズワーフに到着です。
途中世界一曲がりくねった坂「ロンバートストリート」がありましたが後回しにして、フィッシャーマンズワーフの散策開始です。
ふらっふら写真を撮りながら歩いていると、Facebookで友達から是非言って欲しいと言われていたIn-N-Out Burgerを発見したのですかさず入りました。
※当分ハンバーガーはいいかなと思っていた矢先です。
アニマルスタイルという裏メニューがおすすめとのことだったので、その通りにオーダーした結果出てきたのがこちら。
鬼のようなヘヴィさですね。ポテトの上にサウザンドドレッシング的なソース、ローストビーフのソース的なやつ、そしてチーズがかかっております。
そしてバーガーにはピクルスやらなんやらが通常よりも多くなっております。
一口目の印象としては、Jack in the Boxを余裕で超えたなという感じでした。
これは日本では食べれないだろうなーという感じの味。
満腹になったところでフィッシャーマンズワーフのメインスポットに足を運びます。
海に差し掛かったあたりで、食後の一服を済ますと黒人のおっちゃんが寄ってきてマイケル・ジャクソンに似てるねーとか話しかけてきてI♥San Franciscoのシールを渡してきました。
※黒いハットを被ってた所しか共通点が無いのでこのおっちゃんがボキャ貧だったのかなと思います。
そして、ペナルティーがああだらとか早口で話した後、ホームレスへのチャリティ募金なんだよ、煙草を吸ってたペナルティーじゃないんだよー。みたいなことを言われ、名簿にサインをさせられて10ドル巻き上げられました。高いシール代ですね。。
因みにサンフランシスコでの喫煙は建物の出口から4mくらい離れていればどこでもOKみたいです。
気を取り直し歩いていると地球の歩き方でも見た大量のアシカスポットが…!
まるで休日の自分のようにだらだらと寝ておりました。
何も考えずに生きていそうで羨ましい限りです。そして臭かったです。
再び、ぶらーりと散策しものの30分ほどでフィッシャーマンズワーフの観光は終わりました。クラムチャウダーやら海産物が食べられる以外は特に大した観光地じゃないです。正直ガッカリ観光地に入ってもいいレベル。
そんなフィッシャーマンズワーフでした。
3,ロンバートストリートへ
再びケーブルカー乗り場に戻り、ロンバートストリートを目指します。
ロンバートストリートは、世界一曲がりくねった通りとして有名です。
予想より遥かに曲がりくねっておりますが、それ以上でもそれ以下でもありません。
アホみたいに観光客がいましたがそこまで楽しい場所じゃないだろ…。と思い何枚か写真を撮って去りました。あとブラジル人カップルの写真を撮ってあげて1人旅の寂しさが増しました。
4,ゴールデン・ゲートブリッジへ
なんかこの街、大した観光地ないんじゃ…?と思いながら徒歩でフィッシャーマンズワーフ側に戻りました。
ロンバートストリートからフィッシャーマンズワーフ方面は下り坂なので歩きでもそこまで苦ではないのです。ケーブルカーを待つことを考えるとこちらの方が早いです。
そして、海岸線をぶらりと散歩しつつゴールデン・ゲートブリッジ方面へのバス停を目指します。
アルカトラズ島もよく見えましたー。(行かなかったけどね。)
3,40分くらい歩いてバスに乗りました。サンフランシスコ初のバスでございます。
20分くらい乗るとゴールデン・ゲートブリッジに到着です。テレビでしか見ることがなかったゴールデン・ゲートブリッジを見た瞬間は遠くまできたなあと感激しました。
ここで撮った写真がこちら。
HDR加工してありますが、自分で撮った写真です。
東京タワーもそうですが、赤い建造物っていいですね。赤は原色の中でも一番好きな色なので惹かれるものがあります。
ノープランの旅なので、とりあえずゴールデン・ゲートブリッジを歩きます。
海の真上に架かっている橋なので、物凄く風が強くて吹き飛ばされるかと思いました。そして、寒い。。
渡り切るとのどかな街があるみたいな話を聞いていたので、そこでコーヒーでも飲みたいなあと思いながら渡ったところには何もありませんでした。約1時間かけて渡りきった結果得られたのは達成感と渡りきったという事実のみです。
再び歩いて来た側に戻り、橋のそばにあるカフェでコーヒーを。
アメリカにはアイスコーヒーがあまり無いみたいな話を聞いた事がある気がしましたが、それは嘘でした。
5,ゴールデン・ゲートパークへ
その後はバスに乗りゴールデン・ゲートパークを目指します。
人の手で舗装された公園の中では世界一らしいです。
ボケーっとバスに乗りながらなかなか公園っぽい所に着かないなと思いGoogle Mapを開いたらまさかの通過しておりました…。
ゴールデン・ゲートパークは巨大すぎて公園の中に道路が走っているんですがナチュラルすぎて気付かずに通過してしまったのです。
すぐに降りて反対側からバスに乗って、やっとこゴールデン・ゲートパークに着きました。ふらふらーっと歩いているといい感じの池を発見!!
綺麗な花や野生の鴨などが沢山いるかつとてもいい光が差し込んでいたので、写真を撮りまくりました。ボケ撮影用として持ってきたTakumar 55mm f1.8の出番です。
桜も咲いておりました。ちょうど、日本の4月くらいの気温だったので咲き始めくらいだったのかなーと思います。
満足がゆくまで池の周りで写真を撮り、更に歩くとローズパークがあったのでここでも何枚か写真を撮りました。
全然観光客いないけどフィッシャーマンズワーフやロンバートストリートよりも遥かにいいところだなー来てよかったと思いながら歩いていると、猛烈な尿意に襲われました。
そう、このゴールデン・ゲートパークあまりに広すぎてトイレが見当たるところに無いのです。例えるならばスーパー代々木公園といった感じ。とにかく本当に広い。
もうそこらへんでしてしまおうかと思いながら30分ほど歩いているとやっとこトイレを発見しました。しかし、その後ろには怪しい影が…。
見るからにホームレスの男性二人組が後ろについて来ていたのです。
嫌だなーと思いながら尿意をこらえて写真を撮っていると、ホームレスが遊んでいる子供たちに絡み始めました。なんかヤバそうな奴らだなーと思いながら、横目で見ているとなんと奴らが2人でトイレに…。
そして、なかなか出てこない。。
これは入ったらマズイやつだと確信し、近くにあった看板を見て別のトイレに向かい九死に一生を得ました。この時が18時半くらい(日没は20時くらい)だったのでそろそろ街に帰ろうと思いダウンタウン方面に歩きました。
6,宿へ
ゴールデン・ゲートパークから東に出てふらふらと写真を撮りつつ歩きます。
目指すはバス停なのですが、なかなかバス停が見つからずひたすら歩き続けました。
気付くとあたりの雰囲気が怪しい感じになってきており、家の窓に鉄格子がはまっていたりパイプタバコ用(というテイ)のグッズを扱う店が増えてきました。
※後から調べたら治安の悪い地域でした。
そんな中を抜けてやっとこバス停に到着です。明らかにアカン見た目の人達が多い中でバスを10分程待ちました。明らかに観光客なアジア系カップルがいたお陰でなんとか耐えられました。
そして、無事にPowell Stで降り徒歩で宿に戻りました。
iPhoneのヘルスメーターを見てみるとこの日は22kmくらい歩いたようでとても疲れました。宿に戻ってチェックインを済まし、目の前の酒屋へ。
とりあえずビールを購入です。そして疲れていて食べに出るのが面倒&周りに1人で入れそうな店が無かったので、夕食用にアメリカンなカップ焼きそばを買ってホステルのキッチンで食べました。写真はありませんが、アメリカのカップ焼きそば(日清製)は意外と美味かったですね。
夕食&ビールを終えて部屋に戻ろうとするとホステルのツアー告知が貼ってありました。ユースホステルには観光客向けにホステル独自のツアーが組まれていたりします。大概無料 or 交通費のみで参加できるようになっています。
詳細を見てみると翌日にランドエンドトレイルというサンフランシスコの西の端からゴールデン・ゲートブリッジを歩くツアーがあると書いてあったのでエントリーをしました。20km以上歩いたのに元気だなと自分でも思います。
そして、部屋では、ルームメイトのオーストラリア人のイスラエル君とシカゴから遊びに来ていた女好きなスキンヘッドの兄ちゃんと少し話してシャワーを浴びて寝ました。
とても疲れましたが、沢山歩き沢山写真を撮れていい1日だったと思います。
更に続きます…!