KPIとKGIってなに?
Web系の会社で働いていると日頃よく耳にするのがKPIとKGIです。
私の同期でも未だに2つが何かをわかっていない人がいるので、彼らへ説明する際の頭の中の整理のために記事にしてみます。
まず、KGIもKPIも目標を達成するための指標です。
KGIの方が、扱いとしては大きいものとなります。
入社して1年未満のまだまだ浅はかな知識で説明してみると
KGI(Key Goal Indicator)
KGIとは所謂ゴールの事です。
例えば、今期の目標売り上げを1億円と設定するなら、それがKGIになります。
1億円の売り上げを生み出すことがゴールになります。
それを達成する為の指標がKPIです。
KPI(Key Performance indicator)
KPIは、これをやっていればゴールを達成できるだろうという指標です。
例えば、4半期で一億円のKGIを達成するならば、一ヶ月に約3400万円の売り上げを作る事が必要となります。
そこから、今売っている商材の契約成立までの平均的な日数や一契約あたりの売り上げを考えます。更に、その契約を達成するためには、何が必要かを考えます。
突き詰めていくと、自分の営業能力、過去の実績を加味すると一日20回テレアポすると、1契約成立するのではないかという仮説に辿り着きます。
これが、KPIとなります。
一日20回のテレアポがKPIになるわけです。
そして、KPIを設定するにあたって、もう1つ重要な事項があります。
それが、制約条件です。制約条件とは何かと言うと、わかりやすい例で言うと、100万円以上の取引見込があるクライアントといったものです。
1000円程度の売り上げ見込しかないクライアントばかりにテレアポしても到底目標は達成できないですよね…?
これを設定して、毎日業務を行なう事で、目標達成への筋道を立てる事ができます。
そして、1ヶ月運用してみてKGI達成が見込めなさそうなのであれば、KPI設定が誤っているという結論に達する事ができます。
KGI・KPIを設定することによるメリットは以下です。
・日々の業務内容の設定が容易になる。
一日に何をすればいいのかがわかりやすくなります。
・PDCAサイクルを回しやすくなる。
KPIは言ってみれば仮説です。1ヶ月仮説検証をしてみて、目標を達成できなさそうなのであれば、KPI(仮説)の見直しが必要となります。
こういった形で、業務効率の改善を行なう事ができます。
・無駄な業務を捨てられる
KPIを達成していない日がある場合は、その要因を突き止めやすくなります。
例えば、クレーム処理に追われていたや売り上げにならないクライアントの対応をしていたなど。業務の中で無駄になるものがわかり、捨てやすくなります。
以上、入社1年未満で理解している範囲のKGI・KPIについての知識でした。
役職が上になると、メンバーのKGIがKPIになるのではないかと思いますが、私はまだその域ではないので、そちらはいつか。まあなるはや。ということで。
こんな偉そうな事を書いていますが、私はあまりKPIを意識した業務を出来ていないので、今回記事を書いたことをきっかけにKPIを意識した業務遂行を行っていければと思います。
Web系だと当たり前のように知られている2つの概念ですが、金融機関で働いている友人に話したら「なにそれ?美味しいの?」状態だったので、組織によって業務指標は変わってくるものなのだあなと思いました。
入社1年未満の輩の言うことなどわからんという方は、色々本が出ているので参考にしてみてください。
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