新卒採用について 〜茂木さんのTweetを見て〜
茂木さんが昨日つぶやいていた以下のツイートを見て、共感したので記事を書いてみる。
「就活解禁」のニュース。そもそも、新卒、既卒の区別一切なくして、通年採用するのが本来の姿だと思う。前提が間違っていると思う。人事部の選考にかかわるリソースも、通年ならばフラッシュモブではなく、平準化できる。企業のみなさま、日本の就活を、そろそろ変えませんか?
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2015, 3月 2
このご意見には基本的に賛成だ。
補足する点があるとすれば、終身雇用を前提とした採用・就職が間違っているということだろうか。
プレーヤーを、一般的な日本の大企業と一般的な学生に分けて考えてみよう。
【一般的な企業】
終身雇用を前提とした採用を行っているが、その裏では業績悪化に伴う早期退職勧告を行っている。
採用する学生に対しては、若いうちから自社の精神を根幹に植え付けて定年退職まで働いてもらえるという妄想を抱いている。
【一般的な学生】
多くの学生が大企業なら定年退職するまで安定という考えを抱いている。
また、内定がゴールとなってしまっておりその先どういうキャリアを歩むかをあまり考えていない。茂木さんが指摘するようにフラッシュモブ的に企業に飛びついてゴールを迎えてしまう。
といった形でどちらにおいても根拠の無い妄想を抱いているのではないか。
あくまで私自身の意見なので間違っている点も多々あるとは思うがそこまでズレていないと信じたい。
かつての大企業神話は消え、音楽プレーヤーに革命を起こした某社ですら経営が危うくなってしまうのだから先述の妄想は間違いと言っても過言ではないと思う。
グローバル化・グローバル人材を学生に訴えかける前に、ガラパゴス化している終身雇用・新卒一括採用を辞めよう! と言うと日本の大学の在り方、学生の競争力についても述べなければならないのでそれはまた別の機会にしたい。しかし、社会全体で古き日本を脱却しなければならないフェーズにあるということは間違いないと思う。